今回は7月30日に発売されたForagerをプレイしてみたのでレビューをしていきたいと思います。
どんなゲーム
一応ゲームのジャンルは放置系2Dオープンワールドゲームのようですが、あまりそんな感じがしないというのが個人的な感想です。
・スターデューバレー+テラリア+ゼルダ神トラ=今作品
この作品は一言で言うならスターデューバレーとテラリアとゼルダの伝説神々のトライフォースの影響を強く受けている作品で、クラフトやアイテム周りはテラリアとスターデユーバレー、ゲーム画面や戦闘&HPとスタミナはゼルダのハートと魔法ゲージが意識されており、かなり似ている部分があります。
・基本システムはスターデューバレー
主なシステムとしてサンドボックスゲームの特有のクラフトやツールなどが存在しスターデューバレー同様ツールを使用するたびにスタミナを消費、食料をなどで回復することが可能。
戦闘もシームレスでそのまま攻撃するシステム。ダンジョンなども存在する。
・スキルツリーシステム
また主人公にレベルが存在しレベルが上昇するとスキルポイントを獲得でき、スキルを習得でき、習得した周囲のスキルが解放され新しく習得できる、スキルツリーシステムが採用されている。
最終的には全スキル習得できるが、序盤でどのスキルを取得するかで稼げる速度や、採集+作成などの効率も大きく変わるのも面白いポイントです。
・ワールドは自分で広げていくシステム
今作品の最大の特徴として完成されたワールドに放り出されるのではなく、最初は非常に小さい島からスタートし、土地を購入することで移動領域が広がっていく従来のサンドボックスとは違った展開がある。
面白いと感じた点など
・昔のゲームのようにサクッと遊べるお手軽さ
昔のRPGのように10時間前後でざっくりお手軽に遊べ、気が付くとドップリ漬かっているシンプルゆえの中毒性があるといった作品。
・序盤はやや単調だが土地の数が増えるほど面白いスルメゲー。
序盤はやや単調になりがちな採集+食事をしながらひたすら金を稼ぎ土地を増やしていくが、土地の数が増えていくとやれることがどんどん増えていき、スターデューバレーのように採集など自動化できるので一気に面白くなる。
・ダンジョンや土地ごとに存在する謎解きの難易度がやや高い。
これは賛否両論ありそうですが、謎解きの難易度が高くやりごたえがある、個人的には面白いと感じました。
基本的に謎解きは中盤以降はほぼノーヒントなのでかなり難解な物もあります、その反面クリアしたときのスッキリ感はなかなかです。
・実績機能
トロフィー機能とは別の、セーブデータごとにある実績機能、そのため1つのセーブデータで実績ALLコンプするだけで非常にやり込み度が高いです。
デメリットや気になった点など
・スタミナ切れによりHPがゼロになると不具合か仕様か分からないが復活できなくなる(完全ロスト状態)
敵の攻撃を受けてHPが0になった際はタイトルに戻され復活できるが、スタミナを消費し続けてHPが0になった際はなぜか復活不可能。
この仕様のせいで4回ほどデータを消去してやり直しました、ある意味緊張感があるといえば面白い仕様でもある(テラリアのハードコアモードのような緊張感が味わえます)
現在はアップデートにより修正され、スタミナ消費によるHPが0になってもちゃんと復活できるようになりました。
・建物内で最大HPやスタミナが変動した場合フィールドに移動すると反映されない。
こちらも不具合の可能性がでかいですが、建物やダンジョン内で最大HPやスタミナが上昇するアイテムを使用した際、外に出ると使用前の状態に戻っている(最大値が減った場合は逆に元に戻る)
減った場合は戻るのでこれを利用した稼ぎもあるので、増やす場合は注意したほうがいい。この仕様のせいで初回プレイ時増加アイテムを何個か無駄に消費しました。知っていれば特に問題ないですし、クラフトアイテムで後に増やすこともできるので最終的には問題ない。
・ボタン設定の初期状態が洋ゲー特有の〇と×が逆
これはPS4版ですが、決定とキャンセルが逆になっており、洋ゲーなどでよくある奴です。タイトル画面の設定からボタン設定で変更可能なので、変更推奨。(ゲーム中は変更できない)
最終的な評価のまとめ
最終的にプレイ後の感想などを踏まえて感想を言わせてもらうと。
点数 | 概要 | |
ストーリー | ?点 | この手のゲームにストーリーは無いに等しいので、点数のつけようがない。 |
システム | 8点 | 土地などのオリジナル要素に3作品の要素を足した感じのシステム |
戦闘&ダンジョン | 7点 | 謎解きやツールなども含めてほぼゼルダ。 |
描写、映像 | 8点 | ドット絵視点で見る、ドット絵の綺麗さで言うとやや粗さが目立つといったところ。 |
難易度 | 9点 | 謎解きだったり、スタミナ死のロストにより難易度はそれなりに高いと感じた。 |
やり込み度 | 9点 | 実績を含め、自動化の効率化などを試行錯誤していくとなかなかやりごたえがあります。 |
総合点 | 9点 | インディーゲームの中ではサクッと遊べる&新しく初めからプレイするたびにスキルや作成順を変えると新鮮味があるので何度も遊べます。 |
現在の合計プレイ時間は60時間ほど、何回かスタミナ死してデータを消去してやり直していますが、やり直す度に序盤でツールの強化順番や、土地の獲得順を変えたりスキルの習得順番で展開速度がえらく変わったりするので新鮮味があり面白いです。
現在は実績埋め中。
サクッと遊ぶには十分な面白さとやり込み度があるので、インディーゲームの中ではおすすめできますが、steam版に追いついていない機能もあるので完全版がいいのであればsteam版がおすすめです。
これにテラリアの様なブロックによる建築要素があればさらに完璧だったのだが、無いのが残念、ある程度実績を埋めてしまうとやることも少なくなってきます。