今回は2020年9月30日からリリースされた音ゲーの新作アプリである、初音ミク プロジェクトセカイのレビューやプレイした感想を語っている記事となります。
初音ミク プロジェクトセカイのレビュー評価や感想など
公式サイトや情報など
・公式サイト https://pjsekai.sega.jp/
・公式PVなど
今作品はバンドリことガルパで有名な製作のクラフトエッグとセガ(ボカロ)の共同開発により生まれた作品で、ざっと説明すると、システム面とメニュー関連はガルパ、音ゲー部分のUIや譜面はセガ(特にチュウニズム)と言った特徴のある作品となっている。
また今作品の目玉でもあるバーチャルライブはもろにPSO2のライブシステムを取り入れてる。
ある意味DIVAとガルパのコラボソシャゲと言っても過言ではない。
・良かった点
・バーチャルライブ
今作品の魅力の一つでもあるバーチャルライブですが、一言で言うならPSO2のライブをそのまま持ってきたようなシステム、アクションもほとんどロビアク同様のシステム、開催時間も15分前に入場可能など非常に酷似している。この辺はセガの管轄と言う感じ丸出しのシステム。
とは言ってもスマホ端末でこのクオリティのライブを見れるのは最高で、魅力的なシステムではある。音ゲーなのにオンゲーライブの様なものを楽しめるのは面白みがあり他にはないシステム、しかし現状サーバーの容量が小さいのと人口が多すぎて、かなり前に部屋を作って入っていないと入場が困難である。
曲はそのまま使用ではなく、ここでしか視聴できないライブバージョンの特別な仕様曲と演出+会話などのシーンがある。
会場に入場後は一人称視点に切り替わり、他のプレイヤーと一緒に鑑賞することになる。
・やり込み度の異常な高さ
音ゲー部分以外でのやり込み度が異常なまでに高く、同じようなシステムを使用しているガルパに対して、称号、エリアアイテムの取得やカンストまでのレベルは倍近くあり、新システムのキャラランク(キャラ別称号)に関してはレベル50まであり、カンストさせるまで何年かかるやらと言う感じの物が多く揃っており。
全キャラやるとなるとオンゲーレベルのやり込み度を要求されることから、ガルパでは箱+染め属性ユニットで組んだらほぼ終了な感じでちょっと物足りなかった自分にとっては非常にうれしいシステム。
ランク50以上までプレイしましたが全キャラカンストするのは数年かかるのが見ただけで分かるレベルです。
・エリアアイテムに無駄がなく、好きな編成を組めるように
こちらもバンドリ同様のシステムなので比較ですが、購入したエリアアイテムはすべて効果が適用されるようになり、配置制限などはない。
最終的に全エリアアイテムをカンストまで買えば、どのキャラ+編成でも最高値に近い総合値にすることができるようになり、好きなキャラだけで編成を組んだり自由度が非常に高い。
そのため理論値で組む場合はほぼスキルが前提となり、スコアアップ系のキャラは全員当たりキャラとなる、キャラや属性は二の次になる。
しかし現状強化するのに必要なコイン数とコインの入手する機会が非常に少なく、ややバランスが悪い。イベントをランカーマラソンしている人以外はほとんど強化するのが困難なバランス。
・あらゆる面で万人向け
音ゲー+キャラゲーが好きと言う人であればだれでも飽きさせないような調整と万人受けするような配慮が細かくされている。
主な具体例を上げると以下のようなものが、自分が万人向けだと感じた物。
・ボカロボーカル版(原曲)が苦手でもバーチャルシンガー版がある
・MVの綺麗さと動作の軽さも他の音ゲー以上。
・難易度は低難易度から超高難易度までと幅広く抑えている。
・最高判定は体験版の時より緩く調整され、比較的APが取りやすく調整された。
・上でもあげているが好きなキャラを突き詰めてもほぼ最高スコアを目指せる
・男女両方健在。
上から説明していくと、ボカロに関してはボカロは機械の様な歌が受け付けないという人がいるが、他のゲームのように原曲と通常のバーチャルシンガー+ボカロによるオリジナル版も用意されているので、苦手な人でも多少は聞きやすくなっている。
MVに関しては純粋に最新エンジンを使用していることにより、デレステなどと比べると天と地ほどの差がMVではっきりと分かるレベル。また体験版では通常で再生するだけでガクガクだったがかなり軽くなり、自分の端末では普通に動くくらい軽くなりました。(mini5とAndroid)そもそも第4世代は対応していないのでほぼ最新機種は必須ともいえるが。
難易度に関してはイージーがあるのはどのゲームも当たり前なのだが、超高難易度の追加により、ガルパでは物足りなかったプレイヤーでもある程度凶悪譜面を体験できるように、これは今後に期待です、すでにヒバナと消失MAS譜面が圧倒的難易度ですが、、、。
ガルパにもSP譜面と言うものがありますが、こちらはEXより難易度が下がったりとよく分からない調整をしているので個人的には結構不満でした。ハード以下帯があるのになんでわざわざ下げる必要性あるねんと言う気持ちです。
判定に関しては完全に主観ですがガルパでは全くAPが取れませんがプロセカではある程度APが取れるようになったので、判定はガルパより緩く優し目になったという意味では万人向けになった、体験版では死ぬほどきつかった判定ですが20%判定フレームが上昇したことによりガルパより緩くなるという結果になりました。
好きなキャラで編成が組める点については、上でも言っているようにガルパ同様のエリアアイテムの仕様が変化したことによりどのキャラでもほぼ最高クラスの総合アピ値に出来るようになったので自由に組めるようになった。
男女両用建材についてはそのままの意味で、人によっては女性キャラしかいないゲームが苦手と言う人にとっても今作品は程良く男性キャラも交じっており(ただしイケメンに限る)女性キャラはちょっとと言う人でも大丈夫である、多少の好みはあるだろうが。その気になれば男艦隊も作れるので、アルゴナビスの様な事もできる。
気になった点など
・やや不具合や機能不足
これらはそのうちアップデートで直るのでそこまで気にすることでも無いですが、不具合や表記ミスなどがやや多めと言ったところ。
機能面ではリハーサルが無いことや(ブーストの消費を0にすればライフ0により途中で死ぬが練習はできる)D4DJにあったレーンの長さ設定が無いなどが個人的に気になっているところ。
あとプロフィール機能があり、ルーム作成できるのにかかわらずフレンド機能が無いのは致命的と言ったところ、個人的には一緒にプレイする人はいないし、生配信しているわけでも無いので要らない機能ですが、あってもいいのではとは思う。逆に何で無くしたのやら。
それ以外は特に気になるところはなく、β版(体験版)で指摘されていたライフの減少量や判定フレーム数なども上方修正され非常に取っつきやすい作品に仕上がっている。
・曲数がやや少なめ
リリースされたばかりなので、他の数周年経っている音ゲーに対して圧倒的に曲数が足りないのは当たり前ではあるものの、リリース地点で28曲と非常に少ない、現在は毎日1曲づつ配信されており20日で20曲配信される予定ですが、それでも48曲とやや物足りなさを感じる。
これに関しては、時間の経過によりどんどん曲数が増えていくので自然と改善される。
・スーパーフィーバーの仕様がやや不快
こちらは主に効率やベテランルームで周回する際に、気にする人は気にするというもので、突入した際は追加アイテムがもらえる仕様なのだが、突入するにはかなりギリギリで5人全員受付時間中にハード譜面以上+ほぼノーミスじゃないと突入しないというもの。
また選曲も重要になってくる上、誰か一人でも途中で回線落ちや、強制終了で抜けられるとまず突入しない仕様なので、アイテム目当ての場合かなり不快な仕様。
中にはフィーバー突入後抜けたりする人もいない訳ではないため、余計にSランクも行かず、スーパーフィーバーも突入しないという悪循環を生むことになっている。
・部屋の種類はベテランルームとフリールームのみ
何が気になるのかと言うと、リリース当初はガチな人しかいなかったから良かったものの、時間の経過により初心者も含め音ゲー部分の腕が低いプレイヤーもベテランルームに混在するという事。
総合力だけではなく目的別の部屋を用意してほしいというのが個人的な意見である。流石に2つしか種類が無いというのは目的が混合しているプレイヤーが多すぎるので、Sランク目当て(アイテム狙い)マラソン重視、イベントマラソン重視などに加え、総合力20万以上の部屋を設けてくれれば一番いいと思うのだが。
SEGAならサーバー代も問題なさそうだがこの辺はどうなんでしょうかね、ガルパも最初は3部屋で徐々に増えていったし今後に期待と言ったところ。
まとめや感想など
まあ結論から言うと、音ゲーアプリの中でも屈指の神ゲーで、点数を付けるなら余裕の10点満点、と言いたいところだが不具合やら調整ミスな物もないわけではないので9.5点としておきます、これらが改善され曲数もある程度増えたらガルパの完全上位ゲーになるのは間違いない、キャラやカバー曲+曲数くらいしか現状ガルパに魅力が無いという、システムやグラフィック、音ゲー部分ではこれに勝てるアプリはほぼ無いというのが個人的感想です。
個人的な決め手になったのはAPの取りやすさと、譜面のチュウニズムに近いセンスのある絵のノーツ、あとはやはり最新のエンジンと言うだけありMVの3Dモデリングは非常に綺麗でなめらかである。
ここまでくるとさすがのデレステのライブが非常にぎこちなさを覚えるレベルである。
この辺はさすがセガが加わったことによる影響が強いと言ったところ、キャラデザインはややブシモ顔を引きずっているもののセガっぽさもあり、足して割ったような感じで多少違和感はあるものの、ライブではほとんど関係ないので気にならない。
はっきり言って曲数とキャラを除いて、システム面やUI、グラフィック面、やり込み度で他の音ゲーと比較しても屈指の上位互換ゲーになっている。
正直今月末にリリースされるD4DJでは全く勝てる気がしないというのは自分だけだろうか、とっつきやすさやノーツの難解さと合わせてDJときたらどれだけついてくる人がいるものか。
・各音ゲーを比較した感想など
とりあえず個人的にプレイしている各種アプリを比較した際の感想など軽く纏めておきます。
・デレステ
MVのグラフィック面では完全に敗北しているが、ポテンシャルによるやり込み度は異常なまでに高い上、1曲当たりのMVの多さ(2D+3D+アニメーションなど1曲につき1~3種類)や自由にキャラポジションを配置して鑑賞できるという点ではまだまだデレステの方が有利。
・ガルパ
MVのグラフィック面はそもそもアニメーションなので2Dという意味では完全敗北だが、ボカロを含めた幅広いカバー曲を使っているという面ではほかの音ゲーにはない魅力がある。システム面ではやり込み度と共に完全に敗北、反対にカジュアルに遊べるゲームではある。
・弐寺UM
映像やストーリーはそもそも無いので比較以前の問題だが、完全にそれ以外の容量を曲と譜面数に全振りした作品、譜面数を合わせればリリースした段階でも余裕の3000超え。現在は無課金でもリーグを上がり曲を開放していけば大半の曲+Anotherまでプレイできる(ただしスタミナ制)音ゲー部分を死ぬほど練習+やり込みたい人向け(月額課金者のみ)
・Deemo
かなり古い作品だが、ピアノが好きと言う点以外ではあらゆる面で敗北。流石に古い作品なため、あらゆる面で敗北しているが、リザルトやUIがスッキリしているのでキャラゲーなどが苦手と言う人にはお勧め。
現在自分がプレイしているのはこんなところです、それ以外の音ゲーも大半プレイはしていますが、続いているのはこれらのみです。
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