今回は2019年11月21日に発売したPS4版Deemo Rebornのレビュー評価をアプリ版などと比べて紹介していきます。
Deemo Rebornとは
Deemoとはアプリ版で最初にリリースされ、いまだにセルランなどで上位におり、RayAarkというCytusやVOEZなども作っている音ゲーアプリで、これをリメイクしたものが今回のDeemo Rebornになります。
おもにアプリ版と比べるとUIの大幅変化と探索パートを取り入れたことにより、音ゲー+脱出ゲーのような作品になっています。またVRも対応している。
・公式トレーラー
・プレイ動画
公式サイト https://unties.com/files/37/deemoreborn_jp/index.html
良かった点など
・新曲が文句なしで良かった
この作品を買った一番の理由がこれです。
中にはボーカルセレクションというアプリ版では課金の楽曲パックも含まれており、結構うれしかった部分でもありました。
・連プレイ時の待ち時間が非常に短い
曲クリア時から再プレイするときの時間が爆速で早くて、粘着プレイやAP狙いするときには非常に快適です。
・アプリ版より判定が若干甘くなっている
これはほんとに僅かですが判定のパフェ判定が甘くなっており、APが狙いやすくなってました。
これの根拠として自分はアプリ版では簡単な曲でもAPを1個も取った事がないのですが、今作のRebornでは数時間プレイしたら割とあっさりAPが取れました。
簡単な曲なら割と取れました、右がアプリ版で自分の技術ではパフェ精度が低く簡単な曲でもグレが10~30前後出てしまいます。
・体感では±1~2Fくらい判定拡張したかなぁと言う感じです。
自分のアプリ版のパフェ率は簡単な曲でも大体95~97%前後で、APなんてほぼ取れないレベルでしたが、Rebornでは98~99%位で、フルコンできる曲を何回かやればAP取れるかなぁといった感じです。
・探索パート&謎解きが想像以上にいい出来&ややガチになっている。
これは賛否両論ですが、中には音ゲー部分だけで十分という意見から、要らないという人もいると思いますが、個人的には結構好印象でいい出来だと感じました。
アプリ版では見れないMAPの手前部分など、謎解きの仕掛けも合わせてよく作られています。
こちらがアプリ版では見れなかった屋根裏のテーブルから手前の部分。
・一部の謎解きなど
謎解きもそこそこ難易度が高く、クリアまでに解けなかったものもあり、そこそこ知識が無いと解けないものもあったり、音ゲー+脱出ゲー+謎解きゲーとしてもいい出来です。
・トロフィー機能の実装
これはPS4版になったことによる当たり前の機能ですが、個人的にはトロフィー機能はトロコン勢ではないですが、うれしい追加要素です。
トロフィーで特にきついのはAP30曲と全てのHade譜面80%以上クリア辺りです。音ゲーでAPが条件のトロフィーは個人的にはどうなんだと言う所ですが、やり込み度は高いです。
・セーブデータは3つとオートセーブ
セーブデータが増えたことで、謎解きをまた最初からやり直したい場合や、ストーリーを見直したい場合は別々にセーブできるので便利になりました。
気になった点など
気になった点は多数ありますが、ほとんどが設定で変更可能で対応できるので、最終的には気にならなくなります。
・ゲーム内ボリュームをでかくすると音割れする。
自分は基本的にゲームが始まったら設定のBGMをMAXにしSEを小さめにするようにしてますが、このゲームではゲーム内の音量をでかくすると音割れがかなりひどくなります。
音量を上げたい場合はゲーム内音量設定を小さくし、テレビやスピーカー音量を大きくすることをおすすめします。
・パットになったことで操作性が大きく変化。
これは発売前からわかっていたことですが、PS4になったことにより操作がコントローラーによるパッドになったことで、プレイスタイルが大きく変化。
おもに同時押しは4つまで出現し、スライドはスティックのどちらかをスライド方向に倒す、それ以外の単音はボタンで操作します。そして〇と□や、→と←などの困難な同時押しは出現しないようになっています。
主にボカロやコナミ産の家庭用音ゲーやDJMAX、太鼓などの家庭用の音ゲーをパッドプレイしていない場合は相当難ありに感じること間違いなしです。自分は過去にビーマニのパッドプレイをしたことがあるのでそこまで苦労はしませんでした(レベル9まで)
レベル10~11に関しては相当慣れていないとかなり無理ゲーです、高速スライドとかをスティックで左右でガタガタやったり、片方の手で高速トリルや縦連とかは修練しないと指と腕が逝きかけます。PS4の純正パッドはただでさえボタンが固めなので指がつりそうになります。
代わりにパッドで良い点として、個人的には16連階段がやりやすい、押しミス、BADハマリしにくいという点があります。
・黒鍵が背景と同化しててやや見辛い
これはアプリ版にはない要素でPS4版だけですが、フリーレーンから6レーンに変更になったことで、真ん中のノーツの視認性を向上させるために、黒鍵にしたのでしょうがこれが暗めの背景とやや同化してて見辛いと感じました(特に初期スキン使用時)
主にスピードを結構上げている場合や、黒ノーツのサイズが小さい場合は特に見逃しやすいです。
設定で色をアプリ版同様白にできたり、別の色に変えれたりすればよかったんですが、特に設定は無かった。
・ボリューム不足
これは発売して間もないので当然ですが、クリア後の砂時計周回は無し、楽曲数はアプリ版と比べると圧倒的に少ないです。
この作品を初めてプレイするなら気にならないですが、アプリ版をプレイしている人は曲数がやや物足りなく感じると思います。初期状態の全曲開放状態で66曲、アプリ版は追加購入無しで101曲
しかしシーズンパス機能があり、どんどん楽曲が追加されていくと思われるので運営の今後次第では期待する価値はあります。
既にプレイ済みの人は謎解き+探索パートやパッドプレイを楽しめば違った面白さが見えてくると思います。
まとめ
個人的にはパッドプレイは気にならない派ですが初心者やコントローラーで音ゲーをプレイしたことが無い人は大苦戦はまちがいないですが、探索パートに関しては非常にいい出来でアプリ版では見えなかった手前部分や細かいところも良く作られており、謎解きも結構楽しめました。
UIなどもそこまで気にならず、ボタン設定がカスタムできないのは気になりましたが〇と□などのキツイ同時押しなど出現しないようなので時に気にならなかった。
曲に関しては臨場感や音響の質が上がっており、立体感を感じることができて大満足でした、ボリュームに関してはやや物足りなさもありますが、コントローラと探索パートと言う違った側面で楽しめたので、これはこれでアリかなと。
アプリ版をプレイしていた自分ですが、点数を付けるなら9.5点と言ったところですパッドと言う点を除けば神ゲーなのは間違いないです。今後の追加コンテンツをwktkしながらAPを狙ってトロフィーを集めていきたいと思います。
追記。
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