今回は2020年12月24日に発売したデジボク地球防衛軍をプレイ&クリアしたので、クリア後のレビュー感想をまとめた記事になります。
デジボク地球防衛軍のレビューについて
一応レビューする前に自分がこれまでにプレイしてきた地球防衛軍シリーズ作品について触れておきます。
・地球防衛軍5は300時間ほどプレイしてインフェルノもそこそこ触っていますが完全オールクリアしているわけではない。
・前作のIRON:RAINについては世間ではやや微妙な評判でしたが、一応クリアはしておりそこそこ面白かった印象、ノーマル~ハード帯は全て攻略、HARDESTとDISASTERはちょこちょこクリアしており、ランクも大体AAを獲得しています、プレイ時間は100時間ちょい。
・地球防衛軍1~4までの作品も一通りの最強武器は集めインフェルノをちょこちょこクリアするくらいには遊んでいます、プレイ時間はどれも100時間前後。
・唯一のEDF:INSECTは未プレイ。
これらを前提としてレビュー評価をしています。
公式サイトなど
・公式サイト https://www.d3p.co.jp/edfwb/
・公式PVなど
見てわかる通り今までの作品とは全く異なるシステム&ピクセル化しており、雰囲気やキャラはは地球防衛軍オールスターだが基本的に全く別ゲーと言っても過言ではない作品となっている。
良かった点など
・歴代シリーズのオールスターゲー+ネタなど盛りだくさん
今作品の最大の魅力はここかなと言ったところ、新規で今作品から始めた人には分からないかもしれないが、歴代作品のキャラがプレイアブルキャラになっており、歴代作品のネタも所々ぶっこんでくる辺り、シリーズをプレイしている自分にとってはニッコリしてしまいます。
味方+敵も過去作品のキャラと入り混じって使える+出現するので結構懐かしく思えてきます「こんな敵いたなぁ」的な感じです。
・全兵種の能力がちゃんと再現されている
プレイアブルキャラもオールスターですが、ちゃんとこれまでの作品の能力をしっかり再現されており、陸戦兵なら5版ならダッシュがあり、それ以外だと無かったり、ペイルウイング(1~3版)は飛行のみで、5版ウイングダイバーは空中緊急回避があり4版は飛行のみとしっかりと細かい各作品の特殊行動が再現されている。
IRON版のキャラもダッジやワイヤー移動、ジェットリフターは空中ダッシュのみとしっかりと各兵種の仕様が再現されている。
・程良いミッション数
地球防衛軍5はかなりプレイしていますが、カサ増し感が異常なのとキャラ別にクリア状態がカウントされているという事もあり、ボリュームはかなりあるが印象に残っている話が少ないという意味では個人的にIRONの方が好みでした(全兵種共通でミッション数60前後)
今作品もIRONに合わせており、全キャラのクリア状態は共通でミッション数も60前後となっています(具体的なミッション数は伏せておきますので60前後と表記)
このポイントに関してはやり込み好きか、さくっと遊びたい派で好みが分かれそうですが、あまりにも5のような100ミッション以上あり兵種別と言うのもかなりくたびれますので、今回は良い点として上げました。
・アーマーや武器拾いシステムは廃止
廃止されたとはいえ、代わりに1ミッションランダムで出現する3人のブラザーを救出する必要があるが、出現位置は4箇所前後固定ポイントなので、位置さえ覚えれば特に問題はない。
これまでの作品は敵が落としたジェムやらアーマー、武器箱などをチビチビ拾う必要がありましたが、無くなったことにより、スムーズにサクサククリアできます。
アーマーはミッション毎と難易度、ブラザーの種類によってクリア時にほぼ固定で上昇。
武器は救出したブラザーが決まった種類の武器を所持しており、難易度により武器のレベルも高くなる。
ハクスラ性は残しており、快適に進めるようになって、アーマーは全キャラ別々でカウントされており、全キャラ育成するとなると尋常ではないやり込み度もある。
IRONでは糞だったアーマー購入&上限値固定だったのでこの辺は地球防衛軍シリーズを受け継ぎつつ快適にしたと言ったところ。
また5の武器の個別性能も廃止されている。
・全キャラが全武器使用可能
この点は今作品の新しいシステムで、救出したブラザーがダブるとスキルレベルが上がり、使用できる武器種が増えていき、最終的にスキルレベルが10になると全武器使用可能になる。
これにより最初は今までの地球防衛軍のように各兵種制限があるが、やり込むとIRONのように全兵種で全装備が使用できるようになり、スキル上げの面白さもあり、陸戦兵+レーザー武器などこれまでにない戦略+組み合わせが出来るようになっている。
・キャラは交代制により、戦略性が広がる
このシステムは話は逸れるが、原神など同様の編成で4人選んで、戦闘中に好きなキャラと交代できるというもの。
代わりに1キャラが所持できる武器は1種類になったが、4人使用できることにより使用できる武器は4本に増量、同武器も使用可能で回し打ちや交互撃ち、リロード中にキャラを変える、ガス切れ中にキャラを変え、再び飛行など歴代戦術+@が出来るようになり、このシステムはかなり有能。
気になった点など
・ボクセル画質
今作品の魅力の一つでもあるが、マイクラなどのサンドボックスやキッズ受けを狙ったのか、グロやリアル描写を無くしたかったのかは分からないが、個人的にはやや微妙に。
別に上でも上げた良かった点などのシステム+今までの作品同様のリアル描写の方が神ゲーになったんじゃないかなと、個人的には感じました。なんでわざわざサンドボックス型にする必要があったのか感がクリアした後も頭から消えませんでした。路線変更と言う意味では新鮮味はある。
・話は大分茶番劇
これは上のピクセル画質という事もあり相乗効果的な部分もあるが、話が終始ギャグ路線です。
自分は今までのシリーズのリアル展開でちょっとシリアスな場面で唐突にギャグみたいな会話がある感じが好きだったので、シリアスのかけらもないギャグに極振りしたような話の流れはちょっとなぁ、と言うのが感想です。
歴代ネタが多いのは良いが、普段の会話もギャグにしか見えない茶番劇がずっと続く感はちょっと苦しかったかなと言う所。
まとめや感想など
上記の点をまとめるとシステム面やゲーム内容に関しては歴代作品と比較しても文句ない良ゲーに匹敵しているものの、話やピクセル画質は個人的にちょっと受け付けなかったというのが感想になります。
ミッション数のボリュームはやや少ないですが、やり込み度と収集+スキル上げ+アーマー上げに関しては相変わらずのやり込み度の高さなので、全キャラスキルレベル10+INFERNO攻略となると100時間以上は遊べそうである。
またここで話すか微妙ではあるが、最初から選べる難易度はイージー、ノーマル、ハードの3種類で、クリア後にベリハが解禁されベリハを攻略するとインフェルノが出現する仕様になっており、従来の作品の様な最初からインフェルノ攻略+最強装備集めが出来なくなっている。
この辺はIRON仕様で、最初からプレイできるのも人によって好みが分かれるが、最初に最強装備集めすると低ランク装備などまず使わなくなり飽きが早いというのもあり、この点に関しては自分は良い所としてカウントしておきます。
・最後に点数など
今作品に点数を付けるとなると8.5点と言ったところ。
今までの歴代シリーズにはないシステムがうまくハマって快適に変更が加わり、キャラチェンによる新しい戦略や操作はなかなか面白かったですが、映像面+ストーリーではクリアした今でもやや残念感が残っています。
ある意味switch向きと言えば聞こえは良いかもしれないが、自分がプレイしたのはPS4版です。
・その他
これであとは2021年に発売する地球防衛軍6に期待するとします、今作品のシステムを入れて武器個別ハクスラなど出てきたらやばそうだなぁと思いつつもどうなることやら。